月別アーカイブ: 2014年11月

江平小フェスティバル

きりしま高崎道院は、宮崎県都城市高崎町江平に道院をかまえています。 そして、易筋行(少林寺拳法)の修練を、宮崎県都城市高崎町江平の吉村自治公民館でさせていただいています。 昨日11月9日には、この地の小学校、都城市立江平小学校で江平小フェスティバルがありました。

江平小フェスティバルは、いわゆる発表会です。 午後には第二部として、餅つき大会がありました。 この都城市立江平小学校には、スポーツ少年団所属のK君と道院所属のRちゃんが通っており、楽しみにしていました。 K君もRちゃんも生き生きと、劇の発表を楽しんでいたようでした。 随分と練習したのでしょう。 失敗もなく、滞ることなく演じることができました。 縁あって一緒に修練している仲間として、嬉しく思いました。

都城市高崎町は毎年人口が減っており、この都城市立江平小学校がある江平地区もいわゆる過疎地区です。 全校児童数は55人しかいません。 さびしく感じることもありますが、大変まとまり良く、中学校に上がっても皆で助け合っているようです。 昨日の江平小フェスティバルでも各学年ともまとまり良くて、この一瞬一瞬の裏側には一所懸命練習したんだろうな、と思うと目頭が熱くなるようでした。

年々全校児童数が減っています。 今後が心配です。 高崎町全体で一つの小学校に合併するのでは、という話もでていますが、地区から小学校がなくなると、地区の活気がなくなってしまいます。 誤解を恐れずに申しますと、地区が死んでしまいます。 そうでなくても、子供は地域や国の宝です。 費用対効果で考えることなく、未来のために考えることが大切ではないかと思います。 地方再生・地方創生。 安部首相や石破大臣には期待しています。 また私自身も、出来ることから地区を盛り上げていけるようにしたいと思います。

合掌

充実した一日

本日(11/9)は朝から充実した一日でした。
午前中から昼過ぎまで江平小フェスティバルで、その後は都城市立武道館で昇級考試と親子チャレンジでした。 どちらも大変心に響くものでした。 詳細は後日お伝えしたいと思います。

修練日誌 11/7

本日も楽しく元気に修練出来ました。

ウォーミングアップ: ドッチビー、足上げ、バランス回し蹴り、屈伸蹴り

基本修練: 単撃訓練左右各種、天地拳第一系

相対修練: 内受突、上受突

ドッチビーではルールを決めてます。 逃げずに必ずキャッチする。 三秒以内に投げる。 利き手は使わない。 の三点です。 相対修練では、迷いなく動ききること、相手の動き・意志を感じるように専念しました。 意志と動きの調和ですね。 まあ、難しいですけど、このような修練をとおして、相手は今どのような状況に置かれ、何を考え感じているのか汲み取れるようになれればと思います。

来週も明日への活力を育む修練を心がけたいと思います。 合掌

アナと雪の女王と自己確立と ①

「日経トレンディ」の今年のヒット商品1位はやはり、「アナと雪の女王」でしたね。 私も子供と劇場で観たのですが、大変感動しました。 公開されてから、随分と経ちますが、ハロウィーンのコスでも人気があったり、今年の紅白の目玉では、なんて言われていますね。

物語は姉エルサと妹アナのダブルヒロインで進められていきます。 雪と氷を操る魔法を生まれつき使えるエルサですが、アナをその魔法で傷つけたことで、人を避けて閉じこもることになります。 しかし、ナンダカンダで、アナの挺身で愛に気付き、そのことで雪と氷に閉ざされた国を元通りにできたのです。 愛によって力を完全にコントロールできるなんて、力愛不二そのものですが、それはとりあえず措いときます。

このエルサ女王ですが、罪な人です。 滅ぼすくらいの勢いで、国を雪と氷で閉じ込めておきながら、アナ王女が説得に来るまで無自覚だったのですから。 知っていて悪いことをするよりも、知らずに悪いことをする方が罪なのです。 力を抑えたり完全にコントロールできないのに、「ありの~ままの~」なんて能天気にもほどがあります。 アナに会ってからは恐怖と不安で益々力を抑えられなくなります。

恐怖や不安や怒りで力を抑えられなくなるなんて、スターウォーズの「暗黒面」ですね。 (そういえば、ディズニーがスターウォーズを買いましたね。 どうなるんでしょうか。) 私たち少林寺拳法を修練する者は、「暗黒面」に落ちることのないように、修練しましょうね。

続きます。

修練日誌 11/4

本日の修練も元気に楽しく出来ました。

ウォーミングアップ: シャトルラン各種、バランス蹴り上げ、四股スクワット、遠間乱捕り

基本修練: 運歩法、前進突き、天地拳第一系

相対修練: 級別修練

先月は、胴当て訓練からの運用法をテーマに、実際の用法へ繋げる修練を行いましたが、今月は各武階別の修練です。 ウォーミングアップは今回もコアトレと心肺機能の強化をテーマに行いました。 基本修練は見習いに合わせていますが、体の用い方はそれぞれ違いますね。

次回も拳禅一如で精進致します。 合掌

妖怪ウォッチ ②

妖怪ウォッチ、結構ふかいです。 「すべては妖怪のせい」なのです。 ここに、考えさせられるものが在ります。 この世界は人知を超えた何かによって動かされています。 「ダーマ(ダルマ)」ですね。 そして、この世界は「空」ですから。 善も悪もなく、すべては実態がなく、しかし確かにそこに在り、相対的なものの集まりですね。

ここで重要なのは、そこを分かった上で自分がどのように主体的に生きるかです。 すべては人知を超えた「妖怪」のせいだけど、「おらシラネ~」ではなくて、どのように「妖怪」と向き合って、より良い方向へ向かっていくか、ではないかなと思います。 自分のことだけど、自分という「他人」のために何とかしよう、という考えかた。 「妖怪ウォッチ」では、妖怪ウォッチで妖怪を観て、ときに自分で説得、ときに妖怪を召喚して妖怪によって解決します。 自分自身の力ではないですね。 でも、現状を何とかしようと、自分でメダルを選んで召喚して、自分で妖怪に依頼していますから、主体的ではあります。

すべては「妖怪」のせいかも、です。 でも現状をより良くするために、「自分=他人」のために、心の中の「妖怪ウォッチ」で主体的に解決して、楽しく元気に皆と過していけたらと思います。

合掌

妖怪ウォッチ ①

「妖怪ウォッチ」、子供たちに大人気ですね。 町の人々の悩みや問題を、妖怪の仕業として表現していて、その問題を解決するのに、妖怪を説得します。 退治ではなく、説得です。 あまり善悪をはっきり際立たせていなくて、どの妖怪も愛らしく描かれているんですよね。 相対的というか、妖怪はなにも悪いことをしようとしているのではなく、単にその性質によって人間に影響を与えているだけなのです。 コメディだけど、なんだか深みを感じます。

すべてを妖怪の仕業と思えば、けっこう気が楽です。 朝早く起きられないのは妖怪のせいなのです。 他人の言動に腹を立てるのは妖怪のせいなのです。 すべては自分のせいではなく巡り合わせが悪いせいなのです。 「妖怪のせいだから、気にしない」のです。 このような考え方って、自分を追い詰めないようにしたり、精神的に疲れていたり悩んでいたりといったときの、心のケアといったものになりうるのかなと思います。

ちょっぴり続きます。