「妖怪ウォッチ」、子供たちに大人気ですね。 町の人々の悩みや問題を、妖怪の仕業として表現していて、その問題を解決するのに、妖怪を説得します。 退治ではなく、説得です。 あまり善悪をはっきり際立たせていなくて、どの妖怪も愛らしく描かれているんですよね。 相対的というか、妖怪はなにも悪いことをしようとしているのではなく、単にその性質によって人間に影響を与えているだけなのです。 コメディだけど、なんだか深みを感じます。
すべてを妖怪の仕業と思えば、けっこう気が楽です。 朝早く起きられないのは妖怪のせいなのです。 他人の言動に腹を立てるのは妖怪のせいなのです。 すべては自分のせいではなく巡り合わせが悪いせいなのです。 「妖怪のせいだから、気にしない」のです。 このような考え方って、自分を追い詰めないようにしたり、精神的に疲れていたり悩んでいたりといったときの、心のケアといったものになりうるのかなと思います。
ちょっぴり続きます。