修練日誌」カテゴリーアーカイブ

修練日誌 6/9

本日も気持ち良く修練出来ました。

ウォーミングアップ: 四股スクワット、連続ミット蹴り

基本修練: 単撃訓練、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練: 内受突、上受突、下受蹴、下受順蹴、押切抜、二段抜、その他

本日もウォーミングアップからスタート。 久しぶりの四股スクワットで下半身と体幹をいじめました。 連続で交互にミットも蹴りました。 全身全霊で魂から気合いを出すように行います。 蹴られることに怖がって全力で蹴ることができなかったり、遠慮していたりで、なかなか上手に蹴ることができませんが、少しずつ改善していきたいと思います。 修練で全力でやるべき時にできない、やらないのならば、やるべき時に出来るはずはありません。 これは少林寺拳法のことではなく、日常での大事な局面でのことです。 「道場は楽屋」なのです。 修練で身体を鍛えますが、心をこそ鍛えていきます。

近隣道院のK拳士の話をしました。 K拳士は身体に不自由な部分があり、手足を自由に動かすことができません。 しかし、単独演武では迫力ある気迫で行います。 まだ級拳士ですが、四段の正拳士に勝とも劣らない気合いを出し、みなぎる気勢があふれています。 私はK拳士の演武が大好きで敬意を持っています。 動かせない手足を、声で気持ちで気迫で動かそうとしているかのようで、魂で演武をしているように思います。 聞くところによると、やはり、誰よりも汗をかいて修練しているそうです。 人以上に修練をし、心の底から、魂で技を演武を行う姿勢に見習いたいと思います。

次回も、魂の震える拳禅一如の修練を心がけてまいります。  合掌

修練日誌 6/5

本日も、しっかり元気に修練出来ました。

ウォーミングアップ: わんわんオニゴッコ、カエルさん・ウサギさん・ワニさん、手押車

基本修練: 単撃訓練、運歩法、横転より起上り、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練: 上受突(裏)、内受突(裏)、小手抜 その他

結手構を指導しました。 しっかりと親指を絡ませて臍下丹田に引きつけます。 重心を落として、腕を引っ張られても身体から離さずに、軸を倒さず崩されないように注意します。 「ただの気をつけのようなもの」ではなく、「構え」の一つであり、護身の技術の一つです。 また、相手を前に立つときは臍下丹田を合わせるように立ちます。 礼儀正しくあるように、気持ちの良い挨拶をするように、です。 日常の立居振舞に繋がります。

県大会前最後の修練でした。 組演武において、技がどうのというよりも、気持ちが一番大切かなと思います。 もちろん、見栄えではなく誰にでもいつでも通用する技であることは目指すところですが、根本をなすものはやはり心であり気持ちであると思います。 一つ一つの動きに全身全霊であたり、髪の毛の先まで気を巡らせているように行います。 普段の相対修練においても、小手先で行ったり自分本位で行うのではなく、相手に気持ちを伝えるように行い、しっかりと観て相手にも応えます。 このような修練を積み重ねて、凛とした自分自身を積み上げていくことが要かと思います。 魂で応えるような修練が出来るといいですね。

次回も、魂が震えるような修練を目指していきます。  合掌

 

修練日誌 6/2

6月最初の修練は雨が降る中での修練でした。 とはいっても屋内ですが…。 先週末は、道院長研修会への参加でお休みしていましたので、約1週間ぶりの修練です。 本山でしっかり充電してきた元気を、みんなと分かち合いました。

ウォーミングアップ: 足上げ、8拍子受、膝上げステップ、連続跳込み蹴

基本修練: 単撃訓練、横転より起上り、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練: 下受蹴、下受順蹴、寄抜、巻抜(片手)、演武修練その他

先月から修練体験の姉弟が本日も元気に来てくれました。 修練始めの作務も楽しみながらもしっかり行いました。 雑巾がけをニコニコしながらしてくれますが、最初と比べて、みんなの輪の中で上手に出来ていく様をみると嬉しく思います。

鎮魂行においては、本日も念ずることを指導しました。 教典唱和でも、唱える言葉をイメージします。 座禅行では、目標とすることをイメージして念じます。 引き寄せの法則です。 念ずることが、大会でも日常生活でも活きてきます。 なりたい自分をイメージ出来なければ、なりたい自分になれませんね。 イメージ出来たからといって、必ずしもそうなれるとは限りませんが、想いの強くない者は務め続けることはできませんし、務め続けることができない者は実現できるとは思えません。

易筋行=少林寺拳法の修練でも結果をイメージして、そこに近づけるように務めます。 気持ち・意識・心を練り上げることで、動き・行動・身体を練り上げます。 また逆も真なりです。 正しい修練によって、動きを調え、姿勢を調え、呼吸を調え、気持ちを調え、意識を調え、心を調えます。 まさに「拳禅一如」です。 難しいかもしれませんが、いきなり結果を求めるのではなく、順序良く少しずつでも前を向いて懸命に努めていけば変わっていきます。   次回もそんな「拳禅一如」の修練で前のめりに努めてまいりたいと思います。 合掌

修練日誌 5/26

本日も元気に楽しく充実した修練でした。

ウォーミングアップ; シャトルラン各種、八拍子突き蹴り

基本修練; 単撃訓練、運歩法、差込足順蹴、跳込み蹴、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練; 下受蹴、押抜、空乱稽古、演武修練

修練する際に気をつけることの一つは、自分本位で技を行うのではなく、相手に合わせることです。 これは、相手に遠慮するとか、相手の利に都合のいいようにするとかではなくて、相手の体勢や状態に合わせて動き、虚をおさえることです。 虚実です。 自分の動きだけしか気をつけていなくて、自分を押し通そうとすると詰まってしまいます。 最初のうちは自分の動きを修正することで精一杯かもしれませんが、相手に合わせて自分の動きを修正していくことも修行です。 日常でも同じですね。

自然を相手にすることも、人を相手にすることも、我を通すよりは相手に合わせて動くほうがすんなりいきます。 自分以外のものを変えることは大きなエネルギーがいりますが、自分を変えることは少しのエネルギーですみます。 「かなめ」は、観えるかどうか、感じられるかどうか、気付くかどうか、反応出来るかどうかだと思います。 それを学び、活かしていくのが修練かなと思います。 「面授面受」で「組手主体」の修練で「師事して会得」できるのは技だけではなさそうです。

次回も、面授面受でお互いに学び合える修練を心がけていきます。  合掌

修練日誌 5/22

今月初めに、副道院長が自宅横に道場を新築しました。 今日はそちらでの修練です。 今後は、不定期かもしれませんが、そちらでも修練をしようかと思います。 近所に団地もあり、よい立地です。 今日は姉妹で修練体験に来てくれた子がいました。 四歳の妹ちゃんが、鎮魂行の打棒にびっくりしましたが(当然ですよねwww)最後までしっかり参加してくれました。

ウォーミングアップ; 足上げ、わんわんオニゴッコwith洗濯バサミ、イヌさん・アヒルさん・ワニさん、四股スクワット

基本修練; 単撃訓練、連撃訓練、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練; 流水蹴(前)、払受蹴(連反攻)、演武修練

攻者も守者も、八方目で相手を観て、手先足先で技を行うのではなく、身体全体でもって行うことが要です。 どうしても、攻撃する部分や、技をかける部分しか目がいかない者がいますが、そうなると、技が詰まったり繋がらなくなったりします。 全身全霊とか背中からとか、頭の上や足の下からといったイメージをもつことが有効ですね。  また、普段の生活でいつも気をつけることが特に重要です。 普段できないのに技を行うときだけ出来るはずはないのですから。 逆に、修練でこれを意識することで、普段の生活での立居振舞を改善していくのではないかと思います。 正中線を真直ぐに姿勢を正し、八方目で相手を観て丹田をしっかり向けて挨拶し、反応良く素直に心から返事をします。 道場から日常へ、日常から道場へ、良いスパイラルができてくればいいですね。

次回も、改善螺旋を巻き起こせるような修練を心がけていきます。  合掌

 

修練日誌 5/19

本日も窓全開で修練を行いました。 これから益々蒸し暑くなっていきますが、水分補給をこまめに、熱中症に十分注意していきたいと思います。

ウォーミングアップ; 足上げ、バランス蹴り上げ、ワニさん・アヒルさん、レジ袋キック

基本修練; 単撃訓練、運歩法、跳込み蹴り、天地拳第一系、竜王拳第一系、天地拳第五系

相対修練; 押抜、 その他、演武修練

最近は、ウォーミングアップから基本修練と相対修練に繋がる一連の流れの中で、体幹の強化・可動域の拡大・動きの連動性という三本の矢に努めています。 運動パフォーマンスの向上もひとつの目標ですが、日常で軸を真直ぐに姿勢を良くするだとか、怪我をしずらくしたり、元気よくストレスなく生活することが第一の目標ですね。 「道場は楽屋である」と仰った方がいます。 たしかにそうだよな~と思いました。 普段の生活が本番であり、修練はその「本番」でよりよいパフォーマンスができるようにするためのものでしかありません。 もちろん、私たちは武道の修練を行っていますので、有事に備えなければいけませんが、日常のパフォーマンスを高めることが、有事に備えることに直接繋がるのではと思います。

次回も、本番で成功するための修練に努めてまいります。  合掌

 

修練日誌 5/15

今日は雨降りで、蒸し暑くもありましたが、汗かき、元気に修練しました。

ウォーミングアップ; 四股立ちジャンプ、四股スクワット、シャトルラン、オニごっこ、馬跳び股くぐり

基本修練; 単撃訓練、運歩法、前受身、天地拳第一系

相対修練; 流水蹴(前)、巻抜(片手)、寄抜(片手)、下受順蹴

幼い頃は、出来ないことはない、という根拠のない自身というものがあったように思います。 また、別の言い方をするならば、「出来ない」ということを予測するような雑念はなかったように思います。 しかし、成長するにつれ、出来ないことが分かってきて、出来ないことに苛立ち、あきらめの心が出てきます。 もちろん、その時期や程度は人それぞれですが…。 それでも、昨日の自分と今日の自分は変化していて、今の状態によって変わっていきます。 赤子がハイハイをし、立って歩くようになるのですから、同じように色々なことに対しても、成長していけることを信じて務め続けることですね。

組手主体。 相手に全身全霊で向き合って、全身全霊で相手の動きを感じ取り、全身全霊で応えるように努めます。 独りよがりではいけません。 八方目で相手を観ます。 技も手先で行うのではなく、身体全体で、というか自分自身と繋がっていない方向からの力を想像して行います。 表現が難しいですが…。 とにかく、修練の相手の心の動きまでも感じて行うこと、まずは丹田を相手に向けて行うようにしましょう。 挨拶をすることも同じですね。 日常生活での姿勢や立居振舞が重要だということですね。

次回も、日常と道場とをリンクさせた修練をしていきます。  合掌

修練日誌 5/12

本日も楽しく充実した修練でした。

ウォーミングアップ; ワンワンおにごっこ、シャトルラン、レジ袋キック、8拍子受け

基本修練; 単撃訓練、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練; 流水蹴(前)、下受蹴、巻抜(片手) その他

前回に見学に来た子が、体験に来てくれました。 楽しんでウォーミングアップをしてくれてよかったです。 兄弟で一緒に参加していて、最初は弟くんがお姉ちゃんから離れなかったのですが、最後の方では教えてあげるとちゃんと離れて並ぶことができるようになりました。 また、返事や挨拶も約束して、しっかり大きな声で出来て良かったです。 この素直さに学ばせてもらいました。  そして、自分より小さな子がいることで、幼年部の子たちがいつもよりちょっぴり頼もしくなったような気がしました。

人は一人では生きていけないということは、一人では成長していけないということで、一人一人お互いに影響されて変化していくのですね。 私がいなければ、あなたがいない。 あなたがいなければ、私がいない。 ということを分からしめる修練ができたらと思います。  次回も、自らの無限の可能性を信じ、他人と一緒に成長を楽しめる、そんな修練を心がけていきます。  合掌

修練日誌 5/8

連休明けの最初の修練でしたが、気分一新、気持ち良く汗をかきました。

ウォーミングアップ; 足上げ、四股立ちジャンプ、八拍子突き蹴り、拳のキャッチボール

基本修練; 振子突蹴、内受突、上受蹴、上中蹴三連攻、天地拳第一系

相対修練; 内受突、小手抜、逆小手、立合しゃがみ吸収反射法(BBC)

本日の修練では、正中線を意識すること、姿勢よく行い、軸を真直ぐに下半身から動くことをテーマに修練しました。 軸をブラさないことは体幹部も鍛えます。 ウォーミングアップでも体幹を意識して行いますが、少年部は難しいようですね。 でも、半年前に比べたら大分出来るようになりました。 もう少しです。  基本修練でも相対修練でもウォーミングアップの延長感を大切にして、正中線を意識して、「力まず・歪まず・詰まらせず」で行います。

拳のキャッチボールを行ってから相対修練を行いましたが、相手に向かい合って適度な間合で真摯に且つリラックスして行うことが要であると話しました。 また、攻者はその攻撃を相手の前で止めることなく、しっかりと守者の内まで届かせることも大切で、それらは日常の人付き合いでも同じです。  いや、日常での実際は難しいですね。 しかし、修練と日常とをしっかりとリンクさせていきたいものです。

次回も、日常とリンクした、組手主体の修練を心がけてまいります。  合掌

修練日誌 5/1

5月最初の修練日、連休前に気持ち良く汗を流してリフレッシュしました。

ウォーミングアップ; 四股立ちジャンプ、拳のキャッチボール、肩・腹・背中タッチ

基本修練; 振子突蹴、内受突、上受蹴、天地拳第一系

相対修練; 空乱稽古、内受突、上受突、流水蹴(前)、片手押抜、払受蹴

本日は久しぶりに、真暗闇で鎮魂行の座禅行を行いました。 この世の中で私たちは、究極の所「暗闇の中で一人」だそうです。  真に頼れるものは自分自身だけ。  しかしこの暗闇の中で光があるとすれば「法」だけであると。  自燈明、法燈明。 目をつむり、己の内に向かいます。 まわりを変えることは難しく、たくさんのエネルギーも必要ですが、自分自身を変えることはそれに比べれば簡単で、すぐにでも行えます。 少林寺拳法の修練を通して、自分自身の可能性を信じて向上していこう! と話ました。

拳のキャッチボールでは、臍下丹田から動かすこと、肘を落として拳を放り出すこと、拳を吸収して相手の中丹田へ送り返すことに注意しました。  自他の動きが繋がるようなイメージで、我を消して行えるように集中しました。 しかし、自発的に動くことも大切です。 心も繋がるようにキャッチボールしたいですね。 この動きを基本修練と相対修練に活かしていきます。 基本修練でも相対修練でも「力まず・歪まず・詰まらせず」に注意します。

次回も心身ともに、力まず・歪まず・詰まらせず、フロー状態の修練を目指していきます。  合掌