月別アーカイブ: 2015年6月

修練日誌 6/26

本日はいつもと趣を変えて、副道院長宅道場で修練を行いました。 よく声が響き、気持ち良く修練出来ました。

ウォーミングアップ: 馬跳び股くぐり、バービー、足上げ

基本修練: 単撃訓練、受け訓練、天地拳第一系

相対修練: 蹴天三、逆小手、外受蹴、打上蹴、その他演武修練

ウォーミングアップから熱気あふれる気持ちの良い修練だったと思います。 場所が変われば気持ちもかわるようで、いつも以上に元気でした。 基本修練も、構えの姿勢から指導し、一つ一つ積み上げていくように心がけました。 本日も演武修練を行いましたが、気になる技は集中して修練を行いました。 蹴り反撃の技は、どうしても軸がブレたり傾いてしまいました。 心が逃げてしまうと身体が逃げてしまい、軸が傾き、ブレてしまいます。 「拳禅一如」ですね。 修練を通じて心を育んでいけたらと思います。

修練終わりの作務において、雑巾の片付けが悪かったので、副道院長が「美意識」について一言話してくれました。 「美意識」はオシャレであるとかではなくて、どんなに小さなものごとでも美しさを感じることができることかなと思います。 掃除の仕方も、雑巾の片付けも、無理なく無駄なく美しくできること、また、その行為を美しいと感じることができることが大切だと思います。 まわりのことも、自分のことも、環境や行いや生き方などについて、「美しい」ことを見極めることができる「選美眼」を身につけられるように、日常全てが修行であると心がけたいものです。 それが作務であると思います。 タイム誌が 選ぶ最も影響力のある100人に選ばれた近藤麻理恵さんの、キーワード「ときめき」も、それを関連付けられるものかな~と、ふと思いました。

次回も、「選美眼」を高められるような感受性を養う修練を心がけてまいります。  合掌

修練日誌 6/23

梅雨の合間の蒸し暑い中、本日も元気に修練を行いました。

ウォーミングアップ: 真向法、ブリッジ、足上げ

基本修練: 単撃訓練、受け訓練、運歩法、横転より起上り、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練: 外受蹴、突抜、打上蹴、その他演武修練

本日の鎮魂行において、打棒の後の気合がしっかりできたのが、5歳のT君ただ一人だけでした。 他はみんな声が出なかったようで、平常心の確立までしっかり導いていきたいと思います。 しかしながらT君はまだ5歳なのにすごいと思いました。 雑念が少ないからでしょうか、見習いたいと思います。

先日の結手構に引き続き、合掌礼をあらためて指導しました。 合掌礼は少林寺拳法の礼式であり、構えの一つで、護身の技術です。 まずは、ぶれることなく真直ぐ立つこと、足元からしっかりと相手に向き合って丹田を合わせることが大切で、基本や法形へと繋がります。 もちろん、日常生活でもそのことは大切ですね。 前後左右から押されてもふらつくことなく、合掌した手を動かされることなく、しっかりと合わせて正中線を守るように指導しました。 突き蹴りや受けも合掌礼を意識して、正中線から動くようにします。 日常でも正中線を意識した生活ができたらと思います。

次回も、正中線を意識した日常と繋がる修練を志してまいります。  合掌、

修練日誌 6/19

じめじめとした雨降りでも、気分は晴れ晴れと出来るように、元気よく修練しました。

ウォーミングアップ: 腕立て膝上げ、ブリッジ歩き、拳のキャッチボール

基本修練: 外受突、打上受、二連攻、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練: 外受突、片手切抜、打上突、その他

本日から夏の大会に向けて演武修練を本格化させていきます。 しかし通常通り、ウォーミングアップで体幹と動きを練り上げ、基本修練で基本動作を練り上げていきたいと思います。

今日の基本修練は、八級の子に合わせて外受けと打上受けに集点を当てて行いました。 外と上の違いだけに思われますが、ちょっぴり身体使いが異なります。 見た目ではなく、繋がっているものの源を観ることが大切ですね。 気合いについても話をしました。 気合いは身体の中から溢れる気力が声となって現れたものです。 ですので、自然に気負うことなく出せることが理想ですが、まずは元気よく!大きく、短く、はっきりと声を出すことから始めることです。 また、呼吸の仕方や合わせること、出すタイミングも大切です。 突き蹴りを出すとき最善の機会で出さなければなりません。 息を止めてはならないし、受けの時や突き蹴りの時でも最善の呼吸を心がけます。 詳細は師事して会得してくださいね。

大会まで日にちにあまり余裕がありませんが、一位を目指せるだけ満足のいくものが出来るはずです。 なぜなら、そのようになるに値する努力が出来る可能性をすでに持っているからです。 しかし、可能性を持っているというだけで、やるかやらないかは自分次第です。 その可能性を次に繋げていく為に、懸命な「今」を続けていくことが大切ですね。 まずは指導者自ら汗を流し、傍にいて暑苦しいほど前を突き進みたいと思います。

次回も、繋がるように、のびやかに、たおやかに、元気よく修練していきたいと思います。  合掌

修練日誌 6/16

本日は六月度昇級考試後の修練でした。 全員合格出来たので、ちょっぴり自信を持って、気合いの入った修練ができたようです。

ウォーミングアップ: 真向法、八拍子受け

基本修練: 単撃訓練、運歩法、前受身、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練: 上受突(表)、突天三、押抜、押切抜

修練体験に来ていた姉弟が、本日より正式にスポ少支部の方へ入会致しました。 仲間が増えて嬉しく思いますと同時に、責任も感じるところです。 しっかり導いていけるよう充実した修練をしていきたいと思います。 そこで本日は修練に先だって、結手構と合掌礼、立ち方座り方を全員で確認しました。 結手構も合掌礼も構えの一つであり、護身の技術ですし、立ち方や座り方から修行は始まります。 一つ一つを大切にしていきます。

先日の日曜には昇級考試の後に中学生の都城市・北諸県郡地区予選も行いました。 少年部は見学でしたが、中学生の気迫溢れる演武を観て感じるものがあれば、自らの次へ繋がることと思います。 しかしながら中学生の彼らも、今では力強くスピード感と気迫のある技ができますが、数年前は今の少年部と同じであり、一つ一つの積み重ねでここまでできるようになったということを話しました。

全ては自業自得です。 善きことも悪しきことも、善因善果、悪因悪果で、自分の行いが全てです。 と、言うと何やらプレッシャーを与えるようですが、どのようなことも行うのは自分で、選ぶのも自分で、そのことを受け入れることが大切ですね。 疲れていたらやめてもいいのです。 しかし、それを誰かのせいにするのではなく、自分自身で選んでいるということをしっかり分かってほしいと思います。 また、なにかに秀でている人や活躍している人などは、単に目の前にあることを、懸命にひたすら努めていた結果そうなっているということも話ました。 今を自ら選んで、ただ一所懸命でいることですね。 今日は今日のため、今は今のためにです。

次回も、今をただひたすらに自己確立の修練に努めてまいります。  合掌

 

修練日誌 6/12

本日も窓全開で修練しましたが、そろそろ虫が出てきますね。 虫に負けずに頑張りたいと思います。

ウォーミングアップ: 真向法、達磨さん、回転、肩タッチ・腹タッチ

基本修練: 受け訓練、単撃訓練、運歩法、前受身、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練: 上受蹴(表)、寄抜、巻抜、二段抜、諸手突抜、柔法乱捕

鎮魂行の座禅行においては、姿勢を調え呼吸を調え心を調えますが、平常心も鍛えます。 それは、打棒です。 静寂の中でいきなり、床に打ちつけられた打棒の大きな音が聞こえます。 その時、すぐに大きな気合で応えます。 大きな音に驚いたとしても、心が動いたとしても、すぐに平常心に戻って気合いを出すように努めるのです。 誰よりも早く大きな声で気合をだしてほしいと思います。

久しぶりに真向法を行いました。 ちょっと前には開脚できなかった子が、最近かなり大きく開いてお腹が床に着いているのを見てびっくりしました。 継続は力なりでしょうか。 真向法も定期的にやっていきたいと思います。 しかし、子供たちの成長には目を見張るものがあります。 まさに無限の可能性です。 しっかりと導いていきたいと思います。

次回も、自分の可能性を信じて続けて、階段を上るように向上して努めてまいります。  合掌

修練日誌 6/9

本日も気持ち良く修練出来ました。

ウォーミングアップ: 四股スクワット、連続ミット蹴り

基本修練: 単撃訓練、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練: 内受突、上受突、下受蹴、下受順蹴、押切抜、二段抜、その他

本日もウォーミングアップからスタート。 久しぶりの四股スクワットで下半身と体幹をいじめました。 連続で交互にミットも蹴りました。 全身全霊で魂から気合いを出すように行います。 蹴られることに怖がって全力で蹴ることができなかったり、遠慮していたりで、なかなか上手に蹴ることができませんが、少しずつ改善していきたいと思います。 修練で全力でやるべき時にできない、やらないのならば、やるべき時に出来るはずはありません。 これは少林寺拳法のことではなく、日常での大事な局面でのことです。 「道場は楽屋」なのです。 修練で身体を鍛えますが、心をこそ鍛えていきます。

近隣道院のK拳士の話をしました。 K拳士は身体に不自由な部分があり、手足を自由に動かすことができません。 しかし、単独演武では迫力ある気迫で行います。 まだ級拳士ですが、四段の正拳士に勝とも劣らない気合いを出し、みなぎる気勢があふれています。 私はK拳士の演武が大好きで敬意を持っています。 動かせない手足を、声で気持ちで気迫で動かそうとしているかのようで、魂で演武をしているように思います。 聞くところによると、やはり、誰よりも汗をかいて修練しているそうです。 人以上に修練をし、心の底から、魂で技を演武を行う姿勢に見習いたいと思います。

次回も、魂の震える拳禅一如の修練を心がけてまいります。  合掌

修練日誌 6/5

本日も、しっかり元気に修練出来ました。

ウォーミングアップ: わんわんオニゴッコ、カエルさん・ウサギさん・ワニさん、手押車

基本修練: 単撃訓練、運歩法、横転より起上り、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練: 上受突(裏)、内受突(裏)、小手抜 その他

結手構を指導しました。 しっかりと親指を絡ませて臍下丹田に引きつけます。 重心を落として、腕を引っ張られても身体から離さずに、軸を倒さず崩されないように注意します。 「ただの気をつけのようなもの」ではなく、「構え」の一つであり、護身の技術の一つです。 また、相手を前に立つときは臍下丹田を合わせるように立ちます。 礼儀正しくあるように、気持ちの良い挨拶をするように、です。 日常の立居振舞に繋がります。

県大会前最後の修練でした。 組演武において、技がどうのというよりも、気持ちが一番大切かなと思います。 もちろん、見栄えではなく誰にでもいつでも通用する技であることは目指すところですが、根本をなすものはやはり心であり気持ちであると思います。 一つ一つの動きに全身全霊であたり、髪の毛の先まで気を巡らせているように行います。 普段の相対修練においても、小手先で行ったり自分本位で行うのではなく、相手に気持ちを伝えるように行い、しっかりと観て相手にも応えます。 このような修練を積み重ねて、凛とした自分自身を積み上げていくことが要かと思います。 魂で応えるような修練が出来るといいですね。

次回も、魂が震えるような修練を目指していきます。  合掌

 

修練日誌 6/2

6月最初の修練は雨が降る中での修練でした。 とはいっても屋内ですが…。 先週末は、道院長研修会への参加でお休みしていましたので、約1週間ぶりの修練です。 本山でしっかり充電してきた元気を、みんなと分かち合いました。

ウォーミングアップ: 足上げ、8拍子受、膝上げステップ、連続跳込み蹴

基本修練: 単撃訓練、横転より起上り、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練: 下受蹴、下受順蹴、寄抜、巻抜(片手)、演武修練その他

先月から修練体験の姉弟が本日も元気に来てくれました。 修練始めの作務も楽しみながらもしっかり行いました。 雑巾がけをニコニコしながらしてくれますが、最初と比べて、みんなの輪の中で上手に出来ていく様をみると嬉しく思います。

鎮魂行においては、本日も念ずることを指導しました。 教典唱和でも、唱える言葉をイメージします。 座禅行では、目標とすることをイメージして念じます。 引き寄せの法則です。 念ずることが、大会でも日常生活でも活きてきます。 なりたい自分をイメージ出来なければ、なりたい自分になれませんね。 イメージ出来たからといって、必ずしもそうなれるとは限りませんが、想いの強くない者は務め続けることはできませんし、務め続けることができない者は実現できるとは思えません。

易筋行=少林寺拳法の修練でも結果をイメージして、そこに近づけるように務めます。 気持ち・意識・心を練り上げることで、動き・行動・身体を練り上げます。 また逆も真なりです。 正しい修練によって、動きを調え、姿勢を調え、呼吸を調え、気持ちを調え、意識を調え、心を調えます。 まさに「拳禅一如」です。 難しいかもしれませんが、いきなり結果を求めるのではなく、順序良く少しずつでも前を向いて懸命に努めていけば変わっていきます。   次回もそんな「拳禅一如」の修練で前のめりに努めてまいりたいと思います。 合掌