月別アーカイブ: 2015年2月

修練日誌 2/27

2月最後の修練もしっかりと務めました。 あっというまに過ぎ去って、ホントに逃げる月ですね。

ウォーミングアップ; 歩調駆け足、シャトルラン、膝上げステップ、屈伸蹴り、ビニール袋キック

基本修練; 単撃訓練、前進突き、後退蹴り、竜王拳第一系

相対修練; 流水蹴(後)、演武修練、諸手送小手投、送突倒

「練習と修練」  練習とは、「技能・学問などが上達するように繰り返して習うこと」とあります。 修練とは、「人格・学問・技芸などが向上するように、心身を厳しく鍛えること」とあります。 我々は言うまでもなく、修練しなければなりません。 「習う」と受け身で行うのではなく、自らの克己心により鍛えることです。  「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とする」と宮本武蔵の「五輪書」にありますが、「稽古」であって「練習」ではありませんね。 「稽える(かんがえる)」ことが大切です。 修練においても自ら「稽え」ながら行うことですね。

次回も、一つ一つの行いを大切に、受け身ではなく自ら「気付き・判断し・行動する」ことができるように、前頭連合野を鍛えていきます。  合掌

修練日誌 2/24

春に向けて大分暖かくなってきましたが、まだまだ寒さが残っていますね。 本日もしっかりと身体も心も温めました。

ウォーミングアップ; 膝上げステップ、 ビニール袋キック、 屈伸蹴り

基本修練; 移動突・移動蹴り、 天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練; 上受突(裏)、演武修練

膝上げステップを久しぶりにやりました。 みんな難しかったようでした。 学生時代はよくしたものですが、運歩と軸足の修練にもなり、体幹も使います。 ビニール袋キックは壁から壁への競争で、落としたら最初から再スタートです。 間合いと冴えの修練になります。

基本修練、相対修練と、段階を踏んで修練しますが、同じことの繰り返しで、飽いてくることもあるかもしれません。 しかし修行とは、「こうしたからこうなる」とか、「これだけ行えばこうなる」とか、行いと結果が分かりやすくイコールで繋がるものではありません。 し続けていく内になんとなく感じるとか、ある日突然体感できるものだと思います。 一つ一つの修練を懸命に務めることが大切です。 スティーブ・ジョブズの「コネクティング・ドッツ」と通じる部分があるかもしれませんね。 ですので、目に見えない効果・結果・未来を信じて、目の前の一つ一つのことを懸命に努めていけるように導いていきたいと思います。

次回も、飽きさせないように、持続して集中できるように、心も身体もアゲていけるように工夫して、拳禅一如の修練をしてまいります。  合掌

修練日誌 2/20

本日も元気よく修練しました。

ウォーミングアップ; 8拍子受け、連続飛び込み蹴り

基本修練; 受反攻訓練、移動単撃訓練

相対修練; 上受突(表)、演武修練、上受背投げ、肩打投げ、振捨表投げ

少林寺拳法の六つの特徴の一つに「剛柔一体」があります。 当て身で反撃する「剛法」と、投げ・固めなどで反撃する「柔法」の両方を活かし合い、組み合わせることで効果は倍増し、また、バランス良く修練することが要です。 それから技の中に、「剛中の柔」「柔中の剛」があり、両方の特徴と用法が内在しています。 しかし、技に「剛中の柔・柔中の剛」を現すためには、まずは基本的な動きの修練が重要ですね。 突き蹴り捌きの基本修練を大切にしたいと思っています。

目的を確立し、順序良く修行し、理を知り、基本を大切にし、偏らせず、繰り返し数をかけ、体力に応じて、永続して行うこと。 これは修行の心得ですが、仕事でも、日常生活でも活かせます。 道場での修練は、日常でより良いパフォーマンスをあげる為のものでなければなりません。 そのように修練し、導いていきたいと思います。

次回もよりよい日常の為の修練を心がけていきます。  合掌

修練日誌 2/17

本日も易筋行と鎮魂行で身体と心を鍛えました。

ウォーミングアップ; 歩調駆け足、ミット蹴り、ビニール袋リフティング

基本修練; 運歩法、単撃訓練、受反攻訓練、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練; 演武修練

易筋行でも鎮魂行でも、腰を立て背筋を伸ばし、どっしりと構えることが大切です。 フラフラしてはいけません。 横や後ろから押してみますと、気持ちが浮ついていると動かされてしまいます。 しかしたまに、踏みとどまれるのにな~と思うのに動いてしまう者がいます。 気持ちが、もうあきらめているのでしょうね。 出来るのか出来ないのかは、全てギリギリの線で、自分の気持ち次第です。 修練も日常生活も同じです。 いや、日常生活での方が、気持ちの持ちようによって結果が変わってきます。  ギリギリで粘れる心や、想いを叶えようとする心を育んでいけるように修練していきます。 まさに拳禅一如ですね。 また世の中は、迷いなくしっかりと前を見据えて頑張っている者には、何かしら縁があるようです。 御縁に気付くか気付かないかは自分自身の心がけ次第かもしれません。

次回も、しっかりと前を見据えてぶれない心を育む修練をしていきます。  合掌

修練日誌 2/13

2/13 本日も公民館の床が冷たかったですが、次第に気にならなく、というか温かく感じるほど熱い修練でした。

ウォーミングアップ; ビニール袋リフティング、肩タッチ、バランス蹴り上げ、合掌廻し蹴り

基本修練; 運歩法、単撃訓練、天地拳第一系、竜王拳第一系

相対修練; 小手抜き、演武修練

久しぶりにビニール袋リフティングをしました。 壁際から壁際へ、ビニール袋を床に落とさずに、蹴り運びます。 しっかり前足底を当て込み引きつけます。 ゲーム性があり、面白がって行いましたが、思った以上に運動量があります。

修練中は呼吸を途切れさせないことが重要です。 息は「生き」であり「意気」であり「自らの心」です。 力むと呼吸が途切れてしまいます。 パフォーマンスの向上のためには全力で取り組まなければなりませんが、全力で取り組むことと力むことは違います。 意識の向上と集中すること、全身全霊で行うことが要ですが、一部に力が偏って滞ることはいけません。 修練でも日常生活でも同じですね。

次回も、少林寺拳法=易筋行と鎮魂行で、生命力と精神力の向上を図るべく、拳禅一如の修練に務めてまいりたいと思います。  合掌

 

修練日誌 2/10

今日も寒い中での修練でしたが、全員参座の活気ある修練でした。

ウォーミングアップ; 歩調駆け足、シャトルラン各種、真向法、バランス蹴り上げ、連続飛び込み蹴り

基本修練; 単撃訓練、天地拳第一系

相対修練; 内受突き、演武修練

本日は全員で内受突きを修練しましたが、基本の動きを再確認しました。 また、逃げる気持ちをおさえて反撃を行うことの大切さを説きました。 技の要諦でもありますが、そのように修練することで、日常生活でも大切なことから逃げない心を育ててほしいと思います。

先日の昇級考試では、みんなしっかり合格できました。 やはり、合格して一つ昇級すると気持ちも変わってくるようです。 昇級したみんな、大きな声で元気よく、顔付もよく、背筋もピンと前にもましてのびて、集中して修練してました。 昇級考試も修行のひとつです。 これを糧として今後も精進してほしいと思います。

次回も粛々と修練していきます。  合掌

修練日誌 2/6

本日も元気に修練を行いました。

ウォーミングアップ; 歩調駆け足、8拍子突き蹴り

基本修練; 運歩法、単撃訓練、天地拳第一系

相対修練; 昇級考試事前審査、三段科目

日曜日の昇級考試に備えて事前審査を行いました。 基本作法から始めて、基礎科目の構えや運歩法、攻技・防技などを行い、科目技の剛法・柔法までしっかりと事前審査を行いました。 ひとつひとつ確認しましたので、あとは当日に臨むのみです。 あと大切なのは、心の底から潜在意識の中から、合格したいという強い思いですね。 意志の力です。 普段の生活でも、こうありたいっていう強い思いは大切ですよね。 しっかりと考試員から眼を離さずに、強い思いをビシビシとぶつけてほしいと思います。

次回も、強い意志の力を育む修練を心がけてまいります。  合掌

修練日誌 2/3

今日は節分ですね。 当道院でも、通常修練を早めに切り上げて、節分行事を行いました。 とはいっても、主行たる易筋行と鎮魂行はしっかり行いました。

ウォーミングアップ; 歩調駆け足、連続三連攻

基本修練; 義和拳第一系、竜王拳第一系、天地拳第一系・第二系

相対修練; 内受突き、上受突き、小手抜き

ウォーミングアップはそこそこに、単独演武を連続で黙々と繰り返しました。 いい汗をかきました。  本日の修練では「残心」について話しました。 基本修練でも相対修練でも等しく大切なものです。 行いの後に心を残して備えます。 おおよそ道と名のつくものは皆、残心の大切さを訴えていますね。 子供たちにはテストの見直しを例に話しました。 ちょっぴり違うかもしれませんが...。

節分によって、自分自身の心の中の鬼も出ていってほしいですね。 次回も粛々と修練していきます。  合掌