修練日誌」カテゴリーアーカイブ

修練日誌 11/17

全国大会後の最初の修練でした。 その熱も冷めやまぬまま、いつものようにウォーミングアップで気持ちと身体をあたためてから基本修練を行いました。 しっかりと一つ一つの動きを大切に行いながら、繰り返し繰り返し身体に刷り込みます。 そして鎮魂行の後の相対修練は、胴をつけて乱稽古の為の訓練を行いました。 自由に当て身を出し合って、相手の当て身を予測したり、間合いを感じる修練を行いました。

全国大会へ当道院からは、私が親子演武で、副道院長が一般団体演武で出場しました。 久しぶりの全国大会に参加致しましたが、貴重な体験ができたと思います。 全国から出場する素晴らしい演武をされる方々と一緒の場で、自分たちも最高の演武をしようとしますが、なかなかいつも以上いつも通りにおこなうことはむずかしいものがあります。 この雰囲気は実際に体験してみないと分かりませんね。 今回、全国大会へ出場していない者も、その可能性はあります。 また、参加することで分かることや成長することがあります。 少林寺拳法のことだけでなく、日常でもいろいろなことにチャレンジして、経験して感じて考えて成長へと繋げてほしいと思います。

次回も次の一歩へと繋がる修練を心がけて努めてまいりたいと思います。  合掌

修練日誌 11/6

本日は久しぶりの全員参座での修練で、修練場所の吉村自治公民館が狭く感じるほどでした。 また、本日より一般の男性が体験入門に来ていますので、さらに楽しくにぎやかな修練となりました。

さて、ウォーミングアップはバランスとコアトレを中心に行いました。 足上げ、バランス蹴り上げ、ダルマさんなど行って、最後は元気に八拍子受けをして基本修練へと繋げます。  基本修練では改めて突き蹴りの基本を確認して、運歩法を繰り返し行いました。  ここで小休止して鎮魂行を行います。 言葉を意識して、姿勢を調え、呼吸を調え、心を調えます。  ちびっこ拳士も大きな声で唱え、姿勢よくジッと目を瞑ります。  こんな小さな子でもこのような姿を見せてくれることに感動しますね。  その後の相対修練は胴をつけて、下受蹴と十字受蹴を行いました。 かかり稽古も行って、充実した修練となりました。

今月のカレンダーのくらしの標語について少し話をしました。
「成長の遅い愛はより深く高い愛に到達する」
夫婦や恋人、家族に友人や隣人など、人に対してはもちろんですが、動物や物に対しても、趣味や学問などについてもそうだな~と思います。  縁あってこの道に在ることに感謝し、仲間とともに高め合っていけたらと思います。

次回も、この修練で明日への活力を養えるように、仲間ととも育んでまいりたいと思います。  合掌

 

修練日誌 10/30

10月最後の修練も元気に行えましたが、今日は幼年部の子が2人もお休みだったので、ちょっぴり落ち着いた雰囲気での修練でした。  ウォーミングアップでは久しぶりに4拍内受を単独でも相対でも行いました。しっかり連続で振身を行い、足の裏から力を伝えるように行うことを注意しました。
そこで、7級のRちゃんが腰の入ったいい突きをして、受けもしっかり振身が出来ていて驚きました。 ちびっこトリオもそれぞれよい部分がみられて、そこを褒めると自信を持ったようで良かったです。
良いものは良い、悪いものは悪いと、ありのままを観て伝えていきたいと思いますが、ポジティブに良い言葉で伝えていきたいと思います。 指導する立場ですが、毎回教わることがあり、感謝することしかりです。
基本は運歩法と突き蹴りをみっちり行って、単独演武を天地拳一~三系と義和拳一、二系と行いました。 相対修練は下受蹴と十字受蹴です。 単独演武や基本修練など1人で行う修練は相手が居ることを想定して行いますが、相対修練は1人で行っているように行うことが要です。 また、攻者も守者も傷つくことを恐れては上達しません。 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ではないですが、厳しい環境や立場が自らを鍛え、運も実力も向上させるように努めたいと思います。

次回もしっかり努めてまいります。  合掌

修練日誌 10/20

今日もいつも通り、江平地区吉村自治公民館において、ウォーミングアップから始まって、基本修練と鎮魂行をしっかり行いました。  修練を始める前には作務として、雑巾がけをします。 みんなで横に連なって次々に駆け出したり、ときには競争したり、これ自体がウォーミングアップになります。 作務とは、禅において日常の労務を修行として行うことですが、私たちもいつもそのような気持ちで、修練前の清掃を行いたいものです。

鎮魂行では、主座に呼吸を合わせて教典唱和を行います。 遅くても早くてもいけません。 全体を一つと感じられるように行うことで、相手の呼吸を感じる訓練とします。 合同修練など、他道院の方の主座を体験することがありますが、いつもと違って速かったり遅かったり感じることがあります。 本来ならば心臓の鼓動と同じくらいの速さで落ち着いて行うことがいいのですが、そのときの主座がそうでなくても、主座に合わせるように努めなければなりません。 社会においては、自分と気が合う人ばかりではありません。 いろいろな感性の人、いろいろな好みの人がいます。 そのようないろいろな人とも上手く関係していかなければなりません。 鎮魂行を行う際に、主座の唱和のタイミングや速さを感じて調和するように心がけることを、日常で他人のことを感じ取れるようになる糧にしてほしいと思います。

本日は相対修練の代わりに単独演武を一つ一つ確認しました。 1人でする修練ですが、他人が見て、まるで相手が居るように行うことが要です。 少林寺拳法の特徴の一つが「組手主体」です。 相手が感じられなくてはなりません。 1人で行うことを2人で行っているかのように、また、2人で行っているときは1人で行っていることを表現できるように、自分自身の身体の中を感じ取りながら修練してほしいです。

次回も、自己も他人も同じように感じることができるように、組手主体の修練を行っていきます。  合掌

修練日誌 10/13

日曜の合同修練後の修練でした。 熱も冷めやまないままの楽しい修練を心がけました。

ウォーミングアップ: 動物歩き各種

基本修練: 目打ち、金的蹴り、振子突き蹴り、受け各種、運歩法、天地拳第一系

相対修練: 上受突(表)、小手抜、巻抜

久しぶりに動物シリーズを行いました。 アヒル、カエル、イヌ、あかちゃん(ハイハイ)、トカゲ、などなど、行きは真直ぐ帰りは後ろ向きで競争しました。 全身運動、立派なコアトレです。 競争すると元気に楽しく行えますが、雑にしがちになります。 未就学のちびっこたちは途中で折り返したりしました。 まあ、それも愛嬌ですが(笑)、指導者としてはしっかりと行ってほしいので、どのようにすれば楽しくもしっかりと鍛えられるか、工夫したいと思います。  基本修練では受けを確認しました。 繰り返し行って身体に刷り込みたいと思います。 相対修練は基本修練の延長ですので大切に修練したいですね。 また、基本修練は相手が居ることを想定して行うことが大切ですので、相対修練をフィードバックすることも大切です。 基本修練と相対修練をスパイラルに向上させていくように努めたいと思います。

次回も、基本を大切に、楽しくも心身ともに鍛えられる修練に努めてまいります。  合掌

修練日誌 10/6

ずいぶんと肌寒くなってきましたが、始まるとじんわりしっかり汗かき修練致しました。

ウォーミングアップ: 手つなぎオニ、わんわんオニゴッコ、バービー、回転、4拍内受突、連続蹴り反攻

基本修練: 振子突き蹴り、運歩法、上中二連攻、天地拳第一系

相対修練: 諸手突抜、三角抜、諸手切返抜、突天三、下受順蹴、突天一

本日のウォーミングアップはオニゴッコを中心に、バランスと体コントロールの全身運動をテーマに行いました。 楽しんでニコニコ笑顔で行えることが何よりです。 難しいことは考えずに無心でリラックスして行えるように努めました。 幼年部の子たちは自然と、無心で行うことを知っています。 私たちが逆に教わりますね。

基本修練では常に同じ動きを行えるように努めます。 ウォーミングアップでは心身ともに解放させるようにしますが、基本修練では解放させずに、逆に型にはめて、型どおりに動くように努めます。 「山びこ学校」の無着成恭先生のおっしゃるとおりで、まずは型を身につけます。 そこから型を破り、型から離れます。 「守・破・離」です。 型なしじゃぁいけませんね。

相対修練では、型を大切に守りながらも、型を自由に形として扱えるように、連絡変化を交えながら修練しました。 本日も少林寺拳法を楽しみました。

次回も、形を守り、形を楽しんで、少林寺拳法を楽しみたいと思います。  合掌

修練日誌 9/29

もう夕方も暗く肌寒くなってきましたが、気持ちは熱く、元気に修練行いました。

ウォーミングアップ: 体幹トレーニング各種

基本修練: 振子突き蹴り、受け各種、運歩法、天地拳第一系、第二系

相対修練: 打上蹴、打上突 他

本日のウォーミングアップは体幹トレーニングでした。 楽しくできつつも、丁寧にすることでしっかり鍛えられますね。 体幹を鍛えることで動きが劇的に良くなりますので、大切に続けていきたいと思います。 基本修練において、呼吸と動きについて指導しました。 動きと呼吸と一致させ、調和させることを意識します。 詳細については割愛しますが、息は「生き」であり「意気」ですので、大切に指導していきたいと思います。 鎮魂行と同じように、姿勢=身体を調え、呼吸を調え、心を調えます。 拳禅一如です。 相対修練も同じように呼吸と動きの調和に気をつけながら、力まないように動きが詰まらないように気をつけました。

次回も、「歪まず、力まず、詰まらせず」 調和力の獲得を目指して、拳禅一如の修練に励んでまいります。  合掌

修練日誌 9/22

世間ではシルバーウィークでお休みですが、修行に休みはありません。 なんて...。 本日も充実した修練でした。

ウォーミングアップ: ドッチビー、足上げ、脚振り、ロボット

基本修練: 振子突き蹴り、天地拳第一系、竜王拳第一系、天地拳第五系・六系

相対修練: 逆転身蹴、諸手巻抜、輪抜、両手送小手

本日の参座者は少なかったですが、だからこそチャンスでした。 指導者を独占出来ました。 多い時は活気があってよいものですが、少ない時はじっくり対話をするように行えますので、これもまたいいものです。 「ピンチはチャンス」 なんていいますが、気持ちの持ちようでものごとは変わっていきます。 人数が少ないから活気がなくて寂しいと思うか、人数が少ないから集中して行えると思うか、考え方次第で結果も変わってきますね。 今後も、修練を行うことでポジティブになれるようにできたらと思います。

次回も、拳禅一如の修練を前のめりで行ってまいります。  合掌

修練日誌 9/15

本日も元気に修練出来ました。

ウォーミングアップ: ドッチビー、ダルマさん、体幹トレ

基本修練: 振子突き蹴り、天地拳第一系

相対修練: 外受突、外受蹴、打上突、打上蹴、突抜、切抜

本日は基本を見直し、じっくりと行いました。 幼年部の子供達も真剣に楽しくできて良かったです。 本日の鎮魂行では、主座を5級のF君に行ってもらいました。 今回で三回目です。 思い出しながらですが、しっかりと行うことができました。 全体の前で行うことで、ひとつひとつ自信を積み上げてほしいと思います。 相対修練においては、左右表裏、どちらでも出来るように行います。 また、動きをごまかすことなく、後の先を大切に修練しました。 練習ではなく、稽古であり修練です。 考えながら感じながら、自己を見つめて心と身体を調えます。 毎回の稽古が練習だったのか修練だったのか自問するように話ました。

次回も、拳禅一如の易筋行で身体を調え心を調えて鍛えていきます。 合掌

修練日誌 9/8

夕方がだいぶ過しやすくなってきました。 稽古で汗をながすのにいい時期になってきました。 本日も元気に楽しく気持ちよく汗をかきました。

ウォーミングアップ: 真向法、ドッチビー

基本修練: 振子突き蹴り、天地拳第一系

相対修練: 胴蹴り訓練+八方目訓練

ウォーミングアップとして、ドッチビーで連続して落とさずに何回キャッチできるかチャレンジしました。 が、自分勝手に行う者がいて、中断して少し話をしました。  「お互いに落とさずにキャッチする」という目標があり、その目標を達成するためにはどうすればいいのか考える必要があります。 考えた結果、相手が落とさずに投げる必要があることは分かります。 では、そのためにはどうしなければならないかですが、それが実感できず、自分が投げたいだけの欲求で動いてしまっています。 それではいけませんね。 相手が取りやすいように、相手のためを思って投げなければなりません。 投げる前に相手の様子をうかがい、相手がキャッチできる状態かどうか観て、真直ぐ捕りやすいように投げる必要があります。 「自他共楽」「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」です。 易筋行=少林寺拳法の修練でも同じで、相手のことを考えて行うことで自分自身も向上するのです。

本日は技の修練は行わず、ひたすら蹴りの訓練を行いました。 握手をして上体をおこして、蹴り上げ、蹴り込み、回し蹴り、横蹴りを繰り返し行い動きを練り上げました。 また、合わせて八方目の訓練も同時に行いながら蹴ったりもしました。 横に手を広げて指を出して、その数を言いながら蹴ります。 「合わせていくつ?」は行いませんでした。 それはまた次回行いたいと思います。  時間がくるとまだまだ物足りなそうでしたが、終わりが清々しく、楽しくできて良かったと思います。

次回も、心のデトックスが出来る修練を目指していきたいと思います。  合掌