2017年10月6日、達磨祭を執り行いました。 達磨祭は、達磨大師の命日とされている10月5日またはその前後に挙行します。 祖師達磨大師を礼拝し、遺徳を偲ぶとともに、「拳禅一如」の修行に精進することを誓う儀式です。 今回も高崎スポーツ少年団の拳士も参加しました。
幼年の内に厳かな雰囲気を感じることが、心の成長に大切な要素のひとつだそうです。 毎回の鎮魂行もそうですが、金剛禅の儀式も大切に行っていきたいと思います。 体験で来ている子も、姿勢よく落ち着いて儀式を経験し、落ち着いて話を聞くことができました。 教典唱和と祭詞奉読の後に門信徒献香をそれぞれ順番に行いました。 導師法話では達磨さんのことを少し、達磨さんのように「七転び八起き」で、あきらめずに努めていれば道は開けるといったことを話ました。 奉納演武は、高崎スポーツ少年団所属で、この夏の全国中学生少林寺拳法大会に出場した、都城市立高崎中学校のRさんに単独演武をしていただきました。 急な依頼にも関わらず落ち着いて行うことができました。
儀式の後に、絵本の読み聞かせを行いました。 今回は、達磨祭にちなんで「だるまさんシリーズ」です。 ほとんどの子が一度読んだことがあるようでしたが、よろこんで聞いてくれました。 絵本の読み聞かせの後に、今年もだるまさんが転んだを楽しんで終了しました。
少林寺拳法の修練をとおして身体と心を育んでいます。 その組手主体の修練において、より良い修練を行うために、より良い指導を行うためには、まずはお互いの心の関係性が大切です。 このような儀式行事をとおして、みんなの共感関係、心理的な繋がりのある関係を築いていきたいと思います。 来年の儀式の後はどんなことをしようか、今から楽しみです。 またひとつ、明日への活力となりました。